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大津高校東京同窓会

日本海南部で最優秀「鉄炭団子」研究が全国へ
水産高科学部 小・中学校と海の緑化活動

 水産系の高校で学ぶ生徒が、日頃の研究成果などを発表する「日本海南部生徒研究発表大会」が7月下旬、鳥取県境港総合技術高校で行われ、県立水産高校の水産科学部が発表した「ながとふるさと緑化プロジェクト〜地域と一緒に取り組む環境教育から」が、最優秀賞を受賞。12月、東京都で開催される全国大会への出場を決めた。 発表会には、山口から京都までの水産・海洋系の高校全六校が参加。各校が取り組んでいる研究活動やその成果などを発表した。

 同校からは、水産科学部の森本由香里さん、伊藤祐希君、光木慎太郎君の3人が出場。5年前から始めた藻場再生の研究を、学校や行政、地域と連携した環境教育プログラムとして立案し、実践した取り組みについて発表した。
「同校では、藻場が減少する「磯焼け」が深刻化している中、藻場の再生に向けた研究に着手。要因の一つとして考えられる海中の鉄不足に着目し、鉄イオンが藻場の造成に効果があることを実証。使用済みカイロから鉄と炭を取り出してご飯と混ぜ合わせた「鉄炭団子」を作成し、同校前の仙崎湾や地元の漁場などに投入してその効果を確認してきた。

 今年は、この取り組みをさらに進めていこう…と、「ながとふるさと緑化プロジェクト」と題した環境教育プログラムとして、市や県ながと漁協、市教委に提案。藻場造成による漁業の活性化と環境教育″をプロジェクトの柱に、@藻場造成を通じて学校と地域(漁業者)を結ぶ架け橋となり、漁業後継者育成の一助とするA使用済みカイロの回収を通じて市民が海への関心を高めるきっかけを提供する…この2点を目標に、産(漁協)・官(市)・学(学校)が連携した環境教育を実践。具体策として「カイロの回収」「鉄炭団子の製作」「鉄炭団子の設置」の三つに取り組んだ。

 市内の全小中学校などに使用済みカイロの回収箱を設置したところ、合計約1.5トンを回収。集まったカイロを使い、神田、通、向津具の三小学校と菱海、向津具の二中学校で「鉄炭団子」作りを実施。同校水産科学部員の指導で、児童生徒や地元の漁業者たちが一緒に団子を作り、それぞれの近くの漁場などに団子を設置した。
プロジェクトを通し、地域の人が学校に協力的になった″などの声が聞かれるようになり、「目標としていた学校と地域を結ぶ役目ができた」とメンバーたち。活動は全国メディアなどでも紹介され、・多くの人が海の環境に関心を寄せるきっかけにもなったことを報告した。

 3人は「多くの方々の協力に支えられてプロジェクトの目標を達成することができた。これからも藻場再生のための取り組みを進めていきたい」と話している。

都市の大学生が提言 「俵山に観光案内所を」 
温泉週間創設で無料タクシー運行や「住民名鑑」の作成なども

 都市部に住む大学生が一定期間、農村に滞在し、地域活性化の提言をする「地域づくりインターン事業」に取り組む長門市俵山地区に、今年も8月3日から13日までの11日間、大学生が滞在。12目、湯町の温泉閣でインターンの滞在報告会があり、学生たちが独自の視点で俵山温泉の活性化策について提言した。
同地区を訪れたのは、早稲田大学大学院1年の坂本普一さん(25)、立教大学3年、飯塚菜々恵さん(21)、鳥取大学3年の清水未沙子さん(21)の3人。3人は地元住民の家に民泊しながら、農作業体験や湯町地区の集落点検などを行い、温泉街の活性化をテーマに提言をまとめた。

 報告会には、地元住民や市など約30人が出席。飯塚さんは、俵山温泉で年に1回程度「温泉週間(温泉の日)」を制定し、その期間内は入浴料を値下げしたり、高齢者のために無料タクシーを運行してみては−と提言。また、温泉街の雰囲気づくりのため、共通の浴衣を作ったり、温泉街にべンチなどの休憩スペースを設けることも提案した。

 閉鎖したままの公衆浴場「川の湯」の空き施設でソバや野菜の販売を行うなど、観光客が気軽に湯町を散策できる仕掛けの重要性も指摘した。また、会いに行けるまち、話しに行けるまち″をコンセプトにしたまち、つくりも提案。貝体的には、農業やそば打ち体験など、各自の得意分野を掲載した「住民名鑑」を作り、観光客がその中から会ってみたい住民を選んで、実際に現地で交流するというシステム。飯塚さんは「インターンを通じて、俵山には知恵のある素敵な方がたくさんいることが分かった。この人材を活かし、住民との交流を旅行のオプションに加えれば、篠山だけの新しい旅行形態が提供できるのでは」と話した。このほか、旅館の後継者育成のため、旅館業を志す人材を外部から受け入れて指導する「旅館インターンシップ」の導入も指摘した。

 坂本さんは、主に温泉街の景観づくりについて提言。ごみの収集場やエアコンの室外機が観光客の目につきやすい場所にあるが、これを見えにくい場所に移動したり、目隠しで覆うことを提案。また、各旅館で使っている散策用のゴム草履を下駄に変えることで「温泉街にカランコロンという下駄の音が鳴り響き、より風情が増すのでは」と話した。このほか、入浴客の安全確保や、大正・昭和のレトロな雰囲気を醸し出す温泉街の雰囲気を壊さないため、可能な範囲で湯町のメイン通りを車両進入禁止にすることも提言した。

 清水さんは、俵山温泉のお土産品やキャラクターの作成を提案。俵山温泉を発見した
とされる白猿″にちなみ、米俵を担いだユニークなキャラクター「まらきち」をデザイン。このキャラクターグッズを作ったり、温泉街に顔出しパネルを設置することで、観光客に俵山温泉の印象を残すことができるのでは−とアドバイスした。
このほか、3人共通で「観光総合案内所」の設置も提案。大羽山の里山ステーションに観光案内所の機能も持たせ、観光客を湯町に誘導する仕組みにすれば、日帰り客を宿泊のリピーター客にできるのではと提言した。

 俵山地区では、都市住民が田舎暮らしを体験する新しい旅行形態「グリーンツーリズム」による地域活性化に取り組んでおり、その一環として平成17年から、国交省の「地域づくりインターン事業」の取り組みを実践している。同事業は、主に都市部で生まれ育った大学生を夏休み時期の一定期間、インターン生(体験調査員)として地元で受け入れ、農作業体験や民泊、地元住民と交流しながら、地域活性化や魅力づくりについて提言してもらう。昨年までに18人が俵山地区を訪問。これらの提言をもとに、安産祈願などで知られる同地区の「麻羅観菖」のご神体をモチーフにしたTシャツやクッキー、地区内の名所を掲載したまちづくりマップなどが実際に住民の手で制作された。

 報告を聞いた、俵山地区発展促進協議会の藤野忠次郎会長は「あるものを生かすという視点で、非常に素晴らしい提言だった。これからみんなでまちづくりに精一杯頑張っていきたい」と話した。

(写真=俵山温泉の活性化について提言した坂本さん、飯塚さん、清水さん)

俵山でも栽培
「長門ゆずきち」初売りで試食会

 長門市俵山を中心に栽培が盛んな県オリジナルの柑橘「長門ゆずきち」が収穫期を迎え、8月21日、市内のスーパーで初売りと無料試食会が行われた。

 正明市のAコープ長門店では、3玉入りの「袋詰め」(100円)と6玉入りの「パック詰め」(198円)をそれぞれ販売。生産者や長門地産・地消推進委員会のサポーター、JA長門大津の職員らが特設コーナーでPR。ゆずきちの果汁をたっぷりとかけた長州どりの焼き鳥やゆずきちジュースを買い物客にふるまった。初売りイベントは、同店のほか「丸和仙崎店」と「フジグラン長門」でも行われた。

 「長門ゆずきち」は、果汁が多く爽やかな香りとまろやな酸味が特徴。県内では、萩市や下関でも産地化しているが、長門は県内最大の産地。「長門ゆずきちの会」(吉村多能志会長)のメンバーが約4訪で栽培し、今年は約20トンの出荷を見込んでいる。市内のスーパーの他、徳山や防府、九州や広島方面などの市場にも出荷される。

JR美祢線廃線も視野に?
豪雨で鉄橋崩壊など復旧まで1年以上も利用促進計画も策定へ

 7月の豪雨災害で全線が不通となり、廃線の可能性も指摘されている1R美祢線の早期復旧と利用促進対策を検討するプロジェクト会議が、十七日長門市に設置された。二十四日までに断続的に三回の会合が開かれ、利用促進に向けた貝体的な対応策のまとめを急いでいる。県や沿線の美祢市、山陽小野田市とも連携し、来月上旬には、「JR美祢線復旧・利用促進協議会(仮称)」を開催する予定で、JR西日本などに対して早期復旧を強く要望していく。 プロジェクト会議は、阿野副市長を会長に市役所内の関係部課長ら十五名で組織。商工水産課商工係が事務局となってメンバーが提案した利用促進対策を受け付けているところ。先週末までに四十四件の提案が出ており、これを仕分けし、関係各課で内容を煮詰め、長門市としての具体的な提案にまとめていく。

 県はもちろん美祢市や山陽小野田市でも同様のプロジェクト会議が設置され、それぞれで対応策を検討。来月上旬予定の初回の「復旧・利用促進協議会」に提案を持ち寄り、利用促進策を煮詰めていく。
JR美祢線は長門市駅と厚狭駅を結ぶ全四十六`の路線。高校生の通学など地元の重要な生活路線としての役割りを果たしている。また、山陽新幹線と長門市を直通で結ぶ唯一の公共交通機関とあって、長門地域への観光客誘致に必要不可欠な路線と位置づけられている。

 7月中旬の大雨で沿線の厚狭川が氾濫。鉄橋(延長63b)が橋脚ごと流されたり、線路の盛り土が崩落するなど、大きな被害が出ていた。被災現場までの道路がなく工事資材の搬入が困難などとして、復旧の目途が立たず、JR西日本では完全に復旧するには一年以上かかる見通しを示している。

県では、今月初旬、JR西日本側に早期の完全復旧を緊急要望。技術的な連携を図り、備や河川改修などを実施する方針を伝えていた。この時、JR西日本側から「利用者が少ないため、廃止したい路線と位置づけている」と指摘があったことを、二井県知事が明らかにし、「廃線にならないためには地元の努力も必要。早期復旧への対策と利用促進対策を同時並行的にやることで、JR西日本の理解を得る努力をしなければならない」との姿勢を見せていた。
この方針に沿って県や長門市をはじめ沿線三市でプロジェクト会議が立ち上がり、三市を核にした「復旧・利用促進協議会」を組織することになった。

 この動きの中で、JR西日本側は「廃線は考えていない」として、一二井知事の発言と食い違いを見せていることが八月中旬までに表面化した。が、長門市としては県の方針に沿って早期復旧を求めながら利用促進対策を具体化していく。長門鉄道部の木下孝司部長は「災害をきっかけに廃線はないと思う。早期に復旧するというのが大前提になっている」と話している。

(写真 橋脚が流れた第三厚狭川橋梁・厚保〜湯ノ峠間)

中学校柔道中国大会で岡本さん(深川中2年)が3位に
清風柔道クラブでも稽古

 「第26回申国中学校柔道選手権大会」が8月6日、7日の両日、島根県松江市の総合体育館で開催され、「女子70キロ超級」の部に出場した深川中学校2年の岡本彩さん=藤中=が、3位入賞を果たした。
大会には、中国5県から各県大会を勝ち上がった代表選手が出場。女子70キロ超級には10名がエントリーし、トーナメント戦でその実力を競い合った。

 岡本さんは、県大会で準優勝の成績をおさめて初の中国大会へ。初戦では、島根県の選手と対戦。相手が背負い投げを仕掛けてきたところを切り返し、一本勝ちで勝利。続く2回戦でも、鳥取県の選手を相手に落ち着いて一本勝ちを決め、準決勝へとコマを進めた。準決勝は、延長戦へともつれこみ、最後は判定に。結局、一対二の僅差で惜敗し、決勝進出は逃したが、堂々の3位入賞を決めた。

 柔道をしていた父と兄の影響で、自身も小学三年生の暗から柔道のスポ少に通い始めた。「練習はきつくて大変だけど、試合に出るのが楽しい」と岡本さん。中学校の部活動での練習はもちろん、地元の「清風柔道クラブ」にも通い、日々、稽古に汗を流している。

現在、深川中の柔道部は男女合わせて9名。このうち女子は3名と少人数ながら、春の西部県体では、団体戦で準優勝。また、中国大会の個人戦では、今大会の岡本さんを含め、3年連続で3位入賞を果たす活躍をみせている。
 岡本さんも、1年生の時から主力選手として活躍。同校では「競技人数が少ない中でも、部員たちは一生懸命に取り組み、結果を残している。学校に専門の指導者はいないが、これからも錬成会や対外試合などを積極的に行い、選手の力を伸ばしていきたい」と話している。 岡本さんは「全国大会を目標に、これからも柔道をがんばりたい」と意欲を燃やしている。
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